全ての芸術家がそうであるように、わたしも自己表現の可能性に取り組む人間の1人として創作を続けてきました。
でも、何故ガラスなのか? 何故こんなにもガラスに惹かれるのか?
私にもうまく説明できません。あらゆる理屈を超えて、ただたまらなく惹きつけられるのです。
あえて理由を探せば、それはおそらくガラスが単なる着彩素材であることに留まらず、光をも表現できる極めて特殊な素材だ、という点でしょう。
光を通すこの魅力的な素材は、より多様で複雑な美しさを表現することができるのです。
ガラスが織り成す光と色彩のハーモニーを映し出し、そこに意味合いを与えるためのデザイン。日々心に去来する感情や感動を表現するためだけでなく、ただそれ自体が美しいという理由で存在することもあるデザインは、私の作品から放たれる印象の核になるものです。
ガラスにいろいろな表情を与えてくれるのが金属・木などの素材です。これらを組み合わせ、ドローイング・ステンドグラス・フュージングなどのキルンワーク、その他ラミネートなどの手法を用いることで、より多彩な表現を目指しています。
これも全ての芸術がそうであるように、ガラスアートは非常に奥が深いものです。
多分、ゴールなどというものは存在しないのでしょう。生涯をかけたところで本当に満足のいくものが作れるのかどうか、それすら疑問です。
けれど、私にとって創作は何よりの悦びです。こんな魅力的なアートに出会えたことを日々感謝しつつ、作品を生み出して行きたいと切に願っております。

山本えりこ
- ガラス造形家
- 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
- 東京都生まれ 乙女座 B型
- Glass Prominence(東京・町田)主宰
- グラストレック(東京・田端)にてフュージング講師
- Glass Art Society(米国)会員
| 1998 | 第8回ステンドグラス公募展 奨励賞受賞 |
|---|---|
| 2000 | グループ展(世田谷美術館) ステンドグラス展(LUMINE・立川店) |
| 2002 | 女流作家5人展(銀座・ステップスギャラリー) 第1回ステンドグラス美術展 入選 |
| 2003 | 個展(ギャラリーアートの庭・国立) |
| 2004 | グループ展(松屋・銀座店) |
| 2005 | グループ展(松屋・銀座店) |
| 2006 | 個展(ミサワリビングギャラリー) |
| 2007 | 第15回テーブルウェアフェスティバル 入選 |
| 2008 | ART FESTA展(クレアーレ青山アートフォーラム) |
| 2009 | Winter Art Glass—冬のガラスおくりもの展(恵比寿三越 クロスイーギャラリー) |
| 2011 | 軽井沢南ヶ丘大庵茶会にて個展 |